税理士変更のメリット・デメリット

税理士変更のメリット・デメリット

税理士の変更はするべきか

顧問税理士と言うのは、長く付き合うことによって、クライアントのデータが蓄積されていきます。丁度ホームドクターと同じです。データが蓄積できているからアドバイスが的確なのです。つまり、しっかりと経営状態を見てくれる税理士に付いてもらう必要があります。単なる会計業務をする方なら、長く付き合う必要がありません。今でしたら、コンピューターとアルバイトで十分です。

 

必要とされるのは経営内容を見られる税理士

現在は、コンピューターで会計業務はだれでもできるようになりました。多分企業の中には、簿記の資格なしで、経理課で実務にあたっている場合も多いはずですが、それでも何の支障もありません。

 

しかし、これはルーチンワークをこなしているだけです。経営状態はわかりますが、経営上の問題点が分かる人は少ないはずです。経営上の問題点が分かるには、その他の広範な知識が要求されます。税法以外の法律や政治経済の知識、もっと言えば国際問題、社会問題にも目を向けることができることが必要です。また、広範な知識を持ち合わせている人には、専門分野を持った人脈ができているはずです。これらは、資格では計れないところです。

 

税理士変更には問題があるのか

顧問税理士はクライアントのデータを蓄積しています。これは貴重な財産です。しかし、税理士を変更するとき、この貴重な財産であるデータの蓄積が途切れてしまっては、意味がありません。それでも、税理士を変更しなければならない場合が発生します。

 

この時は、クライアント側の意識です。税理士に任せっぱなしにしていては、データの蓄積が途切れてしまいます。クライアント側も絶えず顧問税理士の付ける帳簿を理解し、自分のやっている仕事の経営状態を把握していなければなりません。こういう意識であれば、税理士を変更しても問題ありません。つまり、税理士変更で問題が起きるのは、クライアント側の意識の問題ということです。

 

税理士変更時の注意点

まずは、クライアント側の意識の問題が大きいと思います。クライアントのやっている仕事の事業内容、事業計画をしっかり持っていることが大切になります。これらを把握していないと、自分がどの分野を専門としている税理士を必要としているのかもわかりません。

 

また、変更時には、データの蓄積の引継ぎができるよう、経営内容の把握しっかりしていなくてはなりません。価格の安さ、迅速な対応などうたっている会社がありますが、全く違う分野の税理士では、安くても早くても意味がありません。まず、自分の必要としている税理士を見つけられてから、価格やスピードが選択肢に入ると思ってください。

 

税理士の変更のメリットとデメリット

税理士変更の良い点は何といっても、より広範な知識を持った。深い専門性のある税理士に経営判断を仰ぐことができるチャンスができることです。悪い点は、データの蓄積が途切れてしまって、経営判断がつきにくくなってしまう事です。

 

しかし、これらはクライアント側の問題で、自分の事業内容や経営内容を把握していれば、良い点として現れるし、そうでなければ悪い点となって現れてしまう事になります。これには、クライアントが変更前の税理士との付き合い方にもよるところがあります。しっかり経営内容を報告してくれて、アドバイスが的確な税理士であれば、クライアント自身が経営内容をしっかり把握できるので変更もスムースに行うことができます。また、会計業務だけしか行わない税理士では、意味がありませんので、変更をした方が良いということになります。変更したことによって、クライアントの事業が発展することが一番なはずです。